手帳カバーとブックカバーの品質に大きく影響があるヒーターとは?
2021/05/27
Work
オリジナル手帳カバー
こんにちは!
オリジナル手帳カバー、オリジナルブックカバーの製作を行っている河上商店です(^^ゞ
日頃はたくさんの手帳カバー、ブックカバーのお問い合わせ、またご注文を頂き誠にありがとうございます(●´ω`●)
今回の内容は「製品品質に大きく関わる高周波ウェルダー加工機のヒーター」についてお話していきます
そもそも「ウェルダー加工機」をご存じない方もおられると思いますのでご説明をいたします
目次
高周波ウェルダー加工機の仕組みは、「高周波誘電加熱」です。
誘電体(PVC)に高周波磁界(高周波ウェルダー機器内)を加えて誘電体内部の分子を激しく振動させ、その時の分子運動によって発生する誘電体内部からの熱(内部加熱)によって溶剤部を判液相状態まで溶かして繋ぎ合わせる機械です
それではここからが本題の品質に大きく影響してくるお話です。
当たり前すぎて説明する必要もないかもしれませんが、ヒーターとは名前の通り加熱する装置です(^^;
ではヒーターで何を加熱するのか?というと・・・高周波ウェルダー加工では欠かすことのできない金型なんです!
【下の画像はその温度設定装置】
次にヒーターがなぜ必要なのか?
というと、それは金型が金属製(真鍮)なので、使い初めは冷たい状態なのですが、
使用していくと徐々に温度が上がっていき、熱くなっていきます
このような状態では金型が冷たい状態と熱い状態では、仕上がりにムラができてしまいます(T_T)
また、最悪なのは気温が低く、金型が冷たい状態で加工してしまい、
溶着不足によってブックカバーや手帳カバーのポケットや窓が外れてしまうことです
お分かりいただけたでしょうか???
高周波ウェルダー加工で製品の品質に大きく影響してくるのが「温度だということ」です!
※室温低下も品質に影響がありますので弊社では空調で室温が18℃以下にならないように設定しております。
しかし!!
ヒーターがあれば金型の温度を一定に保つことができ、溶着不足や切れの悪さを防ぐことができます!
これは型押し(空押し)にも同じことが言えることで、同じ様にヒーター設置されています
W押しや箔押しをする時には100℃~130℃程度で作業を行い、
型押し(空押し)の時には60℃~70℃程度に設定して作業します
この様に河上商店では素材などによっても最適な温度で作業を行うことで型押しの濃い、薄いなどを防ぎ、高い品質の製品を製作し納品しております
いかがでしたしょうか?
今回ご紹介した「金型の温度」以外にも様々な項目に気を配り、お客様に高品質のオリジナル手帳カバー、オリジナルブックカバーなどをお届けしています!!
また、弊社には大小合わせて8台の高周波ウェルダー加工機があります!
その8台の中から加工する商品のサイズや数量に合わせて最適な機械を使用し、品質、納期、価格のご要望を叶えれるような取り組みをしています^^
オリジナル手帳、オリジナル手帳カバー、オーダーメイドのブックカバーなどの製作、製作前のご相談などなんでもご相談ください
もちろん箔押し、型押し(空押し)、W押しのみの加工も可能です!
お問い合わせページは下のURLをクリック!!!!
https://www.kawakami-web.co.jp/contact.html
お電話でのお問い合わせは
086-253-8337
河上商店のHPは下のURLをクリックしてご覧下さい
https://www.kawakami-web.co.jp/index.html
来月には高周波ウェルダー加工の自動同調について簡単にご説明させていただきます(^^ゞ
有限会社 河上商店
本社:岡山市北区高柳西町2-27
〒700₋0035
TEL 086-253-8337
FAX 086-253-7578
長船工場:岡山県瀬戸内市長船町服部452-1
〒701₋4276
TEL 0869₋24₋8895
FAX0869₋24₋8896